今年も残りわずか、いい映画がたくさんありました・・・・


年も残りわずか、いろんなことがありました。
最大の出来事はイラク戦争でしようか。アメリカの思惑と違いいまだに混乱状態がつづくイラク。そして日本人外交官のふたりのテロによる死。自衛隊の海外派遣決定。9.11以来イスラムと西洋社会の対立に日本も巻き込まれようとしています。いままで比較的友好的であったイスラム社会から敵視されるのでしょうか。市民への人道支援ならなにも自衛隊でなくても思うのが一般人。それはさておき今年もいい映画がたくさんありました。見落とした作品もたくさんあるでしょうね。劇場ですべて見るとお金がかかります。あとはビデオで見るしかありません。つい最近見たのでは「死ぬ前にしたい10のこと」がよかったですね。監督は女性。このなかでガンで死を宣告された若い人妻がしたいことの10のなかで「最後に他の男と恋をしたい」というくだりが一番印象深かったですね。理想的なやさしい夫、かわいい子供がいるのに他の男と恋をする心理。死を宣告された時あなたは同じような欲望に駆られますか?最愛の人がいても。これは難しいですね。そのひとそれぞれとも思いますが・・・。人間の持つ業のようなものでもあります。ふと思いだしたのがあの渡辺淳一の「失楽園」のある部分です。「失楽園」は当時 日経新聞の連載小説でまあ朝から中年族サラリーマンが読みふけっていた話題小説でした。かくゆう小生も不覚にもあとで単行本まで買い映画にも行ってしまったのでありました。黒木瞳はほんとうにいい女であります。そんなことはどうでもいいんです!!あの小説のなかで主人公の男の会社の同僚がやはりガンで死ぬ間際に病床で「もう一度燃えるような恋をしたかった!!」というくだりがあります。まもちろんこの男には妻子がい
るのですよ。ある意味では普遍的なことかも。死を宣告されたらあなたはしたいこと10をすぐ言えますか?この映画を見て人はいつ死ぬかわからないから今のうち好きなことして楽しんだほうがいいなんて思う人はこの映画をまるで解ってないですね。この映画のいいところは生活感にあふれている、つまり設定にリアリテイがあるというです。トレーラーに住む貧しい家庭、かわいい子供達、真面目に働く夫、そして年老いた母親、刑務所にいる父親。こうした重い現実を背負った若い人妻が死と真正面から向き合う姿に感動します。是非見てない人は見てください!!さてもう一本話題作「ラストサムライ」です。やー長い映画でありました。私が好きな俳優渡辺謙がでているので楽しみでした。テーマは明治維新後ほろびゆく日本の精神主義の象徴「サムライ」武士道と物質文明の象徴西欧文化との戦いの物語であります。西郷隆盛をモデルしてるとか。そして明治政府に雇われアメリカから来たトムクルーズ演じる男がサムライ精神に感化されていく過程が描かれています。なんだかイスラム社会と西欧社会との衝突にもダブりますね。ただ渡辺謙以下のサムライの衣装やよろいが戦国時代のそれでちょっと変ですね。戦闘場面は迫力ありましたが、黒澤明のかげがちらつきましたね。様式美は黒澤明にはやはりかないませんね。でもなかなか見ごたえはありました。この間、2月に封切り予定の映画、戦後JAZZをテーマにした「この世の外へ」の試写会に招待されました。JAZZの店をしているとたまにはいいこともある。監督は「顔」などで有名な阪本順治。ひさびさにJAZZを題材にした映画、ヒットを願っております。戦後占領下でいかに敵国であった国の音楽JAZZが日本人に愛されていくか。日本人JAZZバンドの連中と米兵とのからみがおもしろくも悲しく描かれています。そういえばリバーサイドも40年以上前には板付の米兵の溜まり場だったとか。映画にもリバーに似た店が出てきます。お楽しみに。そういうことでいい映画はやはり劇場で観ましょう!!